『my childhood friends』|||SAMPLE|||
※所々抜粋しています※
「―ってくださいっ」
何だよ、うるさいな…俺の惰眠はあと数分残ってるはずだろ?現にまだ目覚まし時計は沈黙を守っている。俺がすでに止めたあと、っていう可能性も否定は出来ないけどな…。
何にしたって、俺はまだ起きたくない。
「起きて下さい!」
あーうるさい!
俺の惰眠を邪魔する奴は許さん。何人たりとも…!
それにな、俺の妹だったらいつものように力ずくで起こしてみせろってんだ。
「もう!寝汚いのは相変わらずですね、キョン君!」
起きてくださいっ!とどこか甘さの抜けない声で、俺の布団を剥ぎ取ったのは…。
妹なんかじゃ、なかった。
「うっわ…!古泉!!てめぇ何で俺の家にっ…!」
「まだ寝惚けてるんですか?なら、妹さんに教えて頂いた起こし方を実行いたしますが、どうされます?」
ジト目で布団を掴みながら俺を見るイケメン。
妹にアレを教わった、だと…?お前、自分の身長や体重を把握してるんだろうな…。いくら華奢なお前であろうとも、アレをやられたらさすがの俺も死ぬぞ、マジで。
「ったく…起きるよ、起きればいいんだろ?!」
「はいっ!朝ご飯もう出来てますからね!早く着替えておりてきて下さい!」
「はぁー…やれやれ…」
すでにブレザーへと着替えている奴に言われたら文句のひとつも言えやしないな。あんなにきっちり着こなすところも、ガキの頃から変わっちゃいない、なんて…。まだ覚醒しきらない頭でのろのろと着替えていると、もう一度下から俺を呼ぶ声がした。
「キョーンくーん!食べちゃいますよー!」
「分かった分かった!今行く!」
っていうかお前の家でもないのに、何であいつはあんなに偉そうなんだよ!とも言えない…まぁここは半分あいつの家のようなものでもあるし…と閉口を決め込む。朝っぱらから溜息が連続で出てきやがる。
「キョン君おはようー!」
「はい、おはよーさん…なんだ、お前も古泉に起こしてもらったのか?」
「ううん!今日は私がいっちゃんを起こしたのー!」
ネクタイを手に持ちながらリビングへ入っていくと、俺の姿を見止めた古泉の嬉しそうな顔が目に入った。何というか、あれだな…
この一ヶ月で見慣れた風景になっちまった。
妹もこんなに楽しそうだしな。
…いつの間に「いっちゃん」と呼ぶようになったのかは疑問だが…先週までは「一樹君」だった気がするのは俺の気のせいだろうか。
「ごめんね、一樹君。毎朝この子起こしてもらっちゃって」
「とんでもない!日課みたいなものですし、こうしていつもお世話になってるんですから」
日課って、お前は俺の嫁さんか。
って何を考えてる俺…!!無し!今のは無し!!
何事もなかったように味噌汁を啜って誤魔化すが、思いっきり咳き込んでしまった。
朝から本当に最悪だ…!
※※※抜粋※※※
イチャイチャのターン!!
「忘れられると、そう…っ思ったのに…!キョン君のこと、忘れられるってっんっー!!」
「黙れよ、バカ一樹っ…!」
強引にキスをした。
やり方なんて知らない。けど、本能だけで動いた。
目の前のこいつは、何も分かっちゃいない。
今はどんな言葉を伝えたって無駄に違いないから、こうする。
お前は、お前は何も分かっちゃいない!
「やっ、やめっ…!」
「……一樹」
急に俺がキスをしたからだろうか?
何なのか分からないがバタバタと本気で暴れ出した一樹の耳元で、呼びかける。
お願いだから、今は大人しくしてくれ。
「っ…やっ…」
「好きだ…っ…もう、ずっと前から…」
「!んっ…ふぁ…っ…んぅ…!」
掴んでいた一樹の両腕が、弛緩する。
その瞬間を狙って、俺は舌を絡ませた。
これは…色々、マズイ…気持ちよすぎる…。
「キョン、くっ…んっ…やぁ…」
「…好きだ、好きだ一樹…」
何年分の想いが詰まったキスなんだろう、なんて一人で考えた。
ただ、頭がぼーっとするぐらい気持ちがいい。
一樹が背中を預けていたのがベッドの側面だったこともあり、押し倒すことは簡単だった。
何かにとり憑かれたように、一樹にキスを施す。
二人の間からは聴きたくないようなクチュクチュといういやらしい音が立っていて、その音にまで興奮せざるを得ない。
「んぅ…っふぁっあ…!や、やめっ…もうっ…んんっ!」
「好きだって、言えよ…一樹…」
本へ続きます。
幼馴染パロのキョン古です!!
超BLです。キョンにおかしなスイッチが入って襲いはじめますw
超甘々、砂糖成分しかないものになってます!
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